フリーランス 売上が上がらない時期の過ごし方②
皆様こんにちは。埼玉の中小企業診断士 高島です。
さて、昨日からの続きで、
商品をどう磨くか
について考えていきたいと思います。
技を磨くというと、少年誌ではなぜか山に籠ります。あるいは、なんか時空が違う部屋に籠ります。
これは、強くなる過程を描くのを省略するのに、とても便利です。
読者も、「何をどう頑張ったかわからんけど、なんかすごい努力をして強くなったんだろう。」と考えてくれます。
しかし、現実は違います。
ラーメン職人が、美味しいラーメンを作るには、店に出続ける必要があります。
でないと、顧客の求めるものと関係ない方向に全力疾走してしまう可能性があります。
商品作る→提供する→評価される→さらに評価を上げるように努力する→商品を作る
この工程が必要なのは間違いないですね。
いやだからそもそも発注がないんだって声が聞こえて来そうです。
そこで私は何をやったか。
エクスチェンジです。
駆け出しのフリーランスの周りには、やはり駆け出しのフリーランスの方がいらっしゃいます。
そこで、経営のコンサルティングを行う変わりに、ワードプレスでこのページを作ってもらいました。
彼は、アフィリエイターです。駆け出しアフィリエイターで当然資金はない。でも、今後のことを考え資金調達をどうしようか考えていました。
これは、二人ともwinです。
私は、資金調達のコンサルティングを行うという実績を
彼は、webページ制作の実績を
お互い手に入れました。しかもタダではないです。無料でやって実績をつくるでもいいのですが、それではなかなか責任感が産まれません。
余談ですが、彼はアフィリエイターとして現在軌道に乗り始め、もうすぐ大台に乗る予定です。
他にも、どうせバイトするなら、バイト先のホームページを作る、チラシをデザインする、メニューをデザインする、店内BGMを制作する、研修講師をする、などなど実績を作るにはいろんなことができます。
そして、可能な限り粘り強く交渉します。
その点から大手チェーンでのバイトよりも、個人経営のお店などでバイトするのが良いと思います。
もし、カフェでバイトするデザイナーなら、堂々と「カフェのチラシ、ホームページ、メニューをデザインした実績があります」と自身のホームページや名刺に記載できます。
これもタダでやらないことがポイントです。安くても良いと思います。
なんなら、「2時間で家でこれつくるので、2時間分の時給ください。」
くらいの交渉は必要です。
これをやらないと営業力が全く身に尽きません。
私も、本当に駆け出しの頃、一日がっつり、それもマンツーマンで研修するんで1万円くださいと、知り合いの企業に交渉したことがあります。
準備も含めたら、時給300円くらいだったと思います。
しかし、今でもおつきあいがありますし、練り上げた結果、今では単価はその数倍にもなりました。
しかも「顧客の紹介」というおまけまでついてきました。
しかし、これは本当にはじめの一歩
明日は、「フリーランスが営業ってどうやるんだ」について考えてみたいと思います。