読んでもらえるコンテンツの考え方
発信しても、全然見てもらえない。これは情報発信を始めた挑戦者が必ず受ける洗礼です。私も初めのうちはそれこそアクセスゼロで絶望しました。
ではどのようにしたら、自分の発信を見てもらえるのか、それは次の手順になります。
- 徹底的に量をこなす
- 質を上げていく
- 交流し、見てもらう
1~3を繰り返す、になります。
前回は1.についてお話ししました。
とにかく量をこなしましょう。そのために仕組みを作りましょう、というお話でしたね。
今回は、2.について考えていきます。
情報発信の質を上げていきましょう。
前回は量の話をしましたが、当然コンテンツの質も必要です。
そもそも良い情報でなければ、どんなにたくさんの人に見てもらっても読者の行動を変えられません。
「この商品いいよ!ぜひ買ってみて!」
という一文でもブログとしては投稿できます。しかし質が高いとは言い難いです。
情報の質を上げるために考えなければいけないのは、
「この記事を読むとどんな悩みが解決できるのか?」
ということです。
私がブログを始めた15年前は面白い記事や笑える記事も人気がありましたが、今やエンタメに関しては動画へ移行した感があります。
現代においてブログを読む瞬間というのは、調べ物をする、詳しく知りたい、といった学びが多くなっていると感じます。
そのため、まずどんな悩みを持つ方に向けて記事を書くか?ということを検討する必要があります。
順番を簡単に説明すると
- どんな悩みを持った方に向けて記事を書くか決める(ターゲットを決める)
- その方がこの記事によりどんな変化があるか(提供価値を決める)
- どんな手段で解決するか(紹介する商品)
の順番です。
一つずつ解説していきます。
どんな悩みを持った方に向けて記事を書くか決める(ターゲットを決める)
これは基本中の基本です。
ただ、この基本が一番難しいです。
大抵の場合、受講生の方にこの宿題を出すと、めちゃくちゃターゲットが広くなってしまいます。
例えば、「ターゲットは?」とお聞きすると、
「ギター好きがターゲットです!」と元気にお答えいただきます。
うん。アフィリエイトでギターを売りたいんですね。
「ギター好きな方が何を悩んでいるんですか?」
とお聞きすると、「オススメのギターが知りたいかなと思って」、とお答えになります。
例えば、皆さんがギターを買いに楽器屋に行って、見ず知らずの私のようなおじさんが
「君は初心者かな?オススメはね」などと言い出したら全力で逃げられます。
教えたがりおじさんは、最も嫌がられる行為です。
一方で、この場合はどうでしょうか。
「手が小さくて、今使っているギターがとても弾きにくいと感じている方」
をターゲットに、
手が小さくても弾きやすいギターを複数紹介する。
これであれば、手が小さくてギターに挫折しそうになっている方には、この記事を読むことで悩み解決につながる可能性があります。
このように、どんな悩みを持っているか?が明確になると良いです。
そのためには、ターゲットの悩みに詳しくなる必要があります。
なぜこのような悩みを思いつくかというと、私自身手が小さく、ギターを挫折しそうになった過去があるからです。
つまり自分自身が悩んでいたこと、または家族など近しい方が持っていた悩みにフォーカスすると、スムーズに決定しやすくなります。
その方がこの記事によりどんな変化があるか(提供価値を決める)
次は、この記事により読者にどんな変化があるかを考えます。
セールスとは問題解決の提案です。
押し売りするものではありませんし、商品の良さを伝えるものではありません。
どんな変化を与えられるか。
これが価値です。
先程の例においては、
・今までよりもスムーズに演奏ができる
・手が疲れにくくなるから練習もたくさんできて上手くなれる
・微妙な表現もしやすくなるため、表現力もよくなります
今のまま、弾きづらいギターを使い続けるよりも、素晴らしいギターライフが楽しめます!
という変化の提案です。
「そんなに変わるなら試してみようかな?」
「どんな方法なんだろう?」
と読者は感じるわけです。
どんな手段で解決するか(紹介する商品)
2.を突破して、初めて商品を見てもらえます。
今回の場合、ネックが薄く、フレットの間隔が短いショートスケールのギターの紹介となります。
(ギターを知らない人から見たら、なんのことかわからない感じですよね)
そしてこのギターのメリット、デメリットを説明し、使ってみた感想などをお伝えします。
そうです。あなた自身が使ったことのない商品など、全く説得力を持ちません。
アフィリエイトは単価が高いほど紹介料が高くなりますので、自分が使ったこともないような商品を扱いたくなりますが、これはいわゆるコタツ記事と言われるもので、お客様の心は動かせません。
自分自身が心から勧められる商品を紹介しましょう!
ここまでで、質の話はできました。
しかし、どんなに良い記事でも見てもらえなければ意味がありません。
- 徹底的に量をこなす
- 質を上げていく
- 交流し、見てもらう
では次回、どうやって知ってもらうか?「交流し、見てもらう」を考えていきます。