mixi2でおもうこと
みなさんこんばんは。中小企業診断士の高島です。
昨日は、mixi2が発表されました。結構唐突だったので、びっくりしました。
ともあれ、現在40代の人間からすると、mixiなんとも懐かしい響きです。
mixi(ミクシィ) は、株式会社MIXIが提供する日本のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)です。2004年にサービスを開始し、日本における初期のSNSブームを牽引しました。
特徴
- 招待制:開始当初は「招待制」のSNSとして話題になり、登録には既存のユーザーからの招待が必要でした。
- 日記機能:mixiの日記はブログに近い役割を果たし、友人と日常の出来事を共有する場として人気がありました。
- コミュニティ:趣味や興味に応じたコミュニティ機能があり、共通の関心を持つ人同士が集まる場となりました。
- 足あと機能:誰が自分のプロフィールを見たか分かる「足あと」が、mixi独自の交流を生み出していました。
全盛期と変遷
- 全盛期:2007年頃には登録者数が1,000万人を超え、日本最大級のSNSとなっていました。
- FacebookやTwitterの台頭:2010年以降、FacebookやTwitterの利用が急増し、mixiはユーザー数を徐々に減らしました。
この中で、mixi2は招待制度、コミュニティは残しているものの、インターフェイスや使用感は、昔のTwitterを彷彿とさせる形で、mixiらしさは今のところほぼありません。
これから機能が追加される可能性はありますが、現状としては、Xやスレッズ、blue skyなどと比べても、差はないため、現状は「なつかしさ」を軸にユーザーを集めている状況かと思います。
現状の強み
とはいえ、強みが無いわけではありません。現在のところという注釈は尽きますが、非常に治安がいいといった印象です。
metaのサービスも、Xも現在では「これは流していい広告なのか?」という広告がとても多く配信されている状況です。
かなり性的描写が強いものであったり、詐欺まがいなものも散見されます。
また、Xについては、「インプレゾンビ」問題も解消していませんので、相対的に魅力が下がっています。
この点が維持されれば、「ビジネス目的」以外でSNSを活用している層には魅力的に移り、一定のファンが獲得、維持できると考えられます。
課題
clubhouse以降、出ては消えての繰り返しで、Instagram、Xの2強状態(YouTube、TikTokはSNSとはやや異なるとします)が続いております。
今回も「画期的な何か」があるかと言われると難しく、mixiが好きだった層からすると、「求めているのはこうじゃない」と思われ、ビジネスチャンスを狙っている層からしても、大バズリする要素が見つからない、というやや中途半端な印象です。
文字のX
写真・動画のInstagram
であるならば、何に特化するかを決められればかなり違ったと思います。
期待すること
国産のSNSが流行するというのは、国内企業に広告宣伝費が渡るという事ですから、日本経済全体で見ると歓迎するところではありますが、
ユーザーからすれば「おもしろいかどうか」がすべてだとは思いますので、これだけでは厳しい。
何か画期的な機能が加わることが求められます。
私個人としては、日記機能はあってもよかったのではないかと思っています。ブログ×SNSを一つのプラットフォームで完結できれば、noteとXのいいとこどりができます。
最近Xは、外部サイトへの誘導の評価をさげているため、ブロガー界隈からすると非常に使いにくい状況です。
ブロガーに使いやすいなど、ターゲットを決めて動くとかなり良いのではと思うのですが、
今後のmixi2に期待していきたいと思います。