実務補習で役割決めの時、「情報」パートのみ手が上がらなかった
ここで解説ですが
最近のTwitterを見てるとIT関係の方が多い印象だが、7年前の時点では以下の業種の方が多かった気がします
金融機関
公務員
メーカー(技術者)
金融機関内での出世要件になっていたり、公務員で経営支援系の部署に異動になってというケースをよく聞きました
ここからも「独立」を目指している人が少ない事も分かります
当たり前と言えば当たり前ですが、この人達は高年収でしょう
中小企業診断士の平均年収は780万くらいとされていました
この年収はもはやクリアされているもしくはいずれクリアすることは約束されているはず
もちろん独立すれば天井はないが、それでもこの方々が約束されている高年収を蹴るほどの期待値かというとかなり微妙でしょう
中小企業診断士は食えない
なんて言われるが、どのポジションから見るかでも大きく変わると思います
240万円の年収が妥当と言われた私には夢しかありませんでしたが、、、
話はもどります
メンバーの誰もがwebに関して苦手意識を持っていた
その中で最も苦手意識を持っていたのは私だ
パソコンで何かアカウントを登録しようとするたびに毎回何故かエラーになりできないというほどにパソコン音痴だった
macは使えたけどできるのは音楽制作だけ
エクセルすら怪しい
パワポは使ったことすらない
ドロップボックスとかグループウェアを知ったのだって受験対策本の執筆からだ
ではどうしたか?
もちろん躊躇なく手を挙げた
とにかく使いやすい奴になろうと考えた
その日からIT特にweb関連の本を読み漁った
webに詳しい仲間に連絡して、ごはんご馳走して目の前でサーバー契約して、ドメインとってワードプレスをインストールした
とにかくやってみることを優先した
ホームページでの発信を強化すると助言して
ではどうやって?
と言われてもできるくらいになってやろうと考えた
2016年当時webマーケティングの主役はブログだった
今では考えられないがビッグキーワードを個人でもSEO上位とれた時代である
ロマンがあった
広告宣伝費をかけなくても4大メディアに匹敵する認知を得られる可能性があった
ブログの書き方
SEOの考え方
アルゴリズム
必死になって勉強した
その研究の成果を診断提案書にぶつけた
予算ゼロで何ができるのか
何を作るべきなのか 1日どれくらいの作業時間の確保が必要なのか
どのくらいの期待効果があるのか
ほぼ寝るのを忘れるくらい没頭して書き綴った
楽しかった
めちゃくちゃ楽しかった
こういう仕事がしたかった
意識したのは、「自分がすぐ言われてできるかどうか」
明日にでもすぐ試したい。これを目指した。
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本日もお読みいただきありがとうございました。
想いが余って熱い文章になってしまいました。暑苦しくてすみません。
想い出補正は十分入っていると思いましたが、「青春」を感じていましたね。
会社の仕事が自分にとってあまり楽しくないことの連続だったので、クリエイティブな作業が楽しくて仕方なかった記憶があります。
今見てみれば陳腐でプロレベルとは言い難い提案書だとは思いますが、それでも「想い」に関しては、「負けてるなー」と感じる部分が多いです。
またいつもの音楽の話で恐縮ですが
ある程度楽器が弾けるようになると、演奏前日に譜面渡されて、2回~3回弾いて本番なんてのも普通になります。それでもある程度のクオリティになるのですが、「感動」は薄い気がします。
高校生が文化祭にむけて一生懸命練習してきた演奏は、たとえバラバラで、お世辞にもうまいと言えないものだとしても、心を打つことがあります。
そんな感じを当時の自分に感じます。
さて、これから実務補習に向かわれる方にはぜひ覚えておいてほしいのですが、
「提案ぽいけど、役に立たない提案」
これほど心に刺さらないものはありません。例えば
営業力強化
発信力強化
顧客満足度向上
ロイヤリティ向上
情報共有の徹底
リサーチ力強化
5Sの徹底
Etc…
これは、方針や方向性であって提案ではないです。
どうやってそれをやるのか。明日から何をすればよいのかがすぐわかるか。
期待効果はどれだけか。必要とするコストは?今の顧客のリソースでできるのか?
出来ないのであれば、どう調達するか、時間的リソースならば何を辞めるのか
ここまでが提案です。
めんどくさいとお感じになるかもしれません。
大変だとお感じになるかもしれません。
でも毎回顧客と真剣に向き合い、100件程度こなせたら、もうかなりのノウハウが蓄積されています。
もし独立をお考えになるならば、覚えておいていただけたら嬉しいです。