さらに解像度を上げる フリーランスが何とか生きていく方法#2

フリーランスが何とか生きていく方法

1.年間ベースで考える

前回の記事では、「月ベース」で、マーケティングの時間(営業活動他)と実際の稼働の時間を分けて解像度を上げていきましょうとお伝えしました。

そこで、こんなことをお感じになられたはずです

「独立1か月目から40万円も稼げるの?」

そんなん無理だろ!高島はフリーランスのことを何にもわかっていない!!!

鼓膜が破れそうな程皆様の声は届いております。

おっしゃる通り、前回お伝えしたマーケティング時間と稼働時間6:4というのは軌道にのった状態です。

前回の議論を進めてさらに解像度を上げると以下のようになります。

月間稼働時間数 250時間

〇1か月目~3か月目

マーケティング100% 稼働0% 売上ゼロ

〇4か月目~6か月目 

マーケティング80%  稼働20% 売上250時間×20%×4千円=20万円

〇7か月目~9か月目 

マーケティング70%  稼働30% 売上250時間×30%×4千円=30万円

〇10か月目~12か月目 

マーケティング60%  稼働40% 売上250時間×40%×4千円=40万円

が一つの目安になってきます。

ここからいくつかの事が見えてきます。

2.稼げるようになるまで1,000時間説

これは私が600社以上の方にヒアリングをしてきて見出した経験則になりますが

皆様口をそろえて

「初めの3か月は収入ほぼなかった」

とおっしゃいます。

もちろん中には、独立前からコネクションがあり、独立直後から受注されていた方、天性の営業力をお持ちで、バリバリ受注した方もいらっしゃいますが、私をはじめ平均的な駆け出しフリーランスは初めの3か月は苦戦しています。

ここから自分が設定したチャージで仕事が取れるようになるには1,000時間程度(250時間×4か月)を見ておく必要があるという事が見えてきます。

これはある程度あてはまっていて、独立ではなく副業である程度の収入を得るようになるためには、だいたい10か月程度を要します。これは1か月100時間(1日平均3時間程度)を副業に費やす方が多いからという事も言えます。

ですので、副業で始めたいという方に対しては、1日2時間が使えるなら500日程度、つまり1年半程度は、覚悟してくださいとお伝えしています。

3.独立に必要なお金

先ほどの計算式を図示化したものが、以下になります。

金額単位:千円

1か月目~3か月目の売上はゼロですので、生活に必要なお金40万円に対して40万円足りません。

4か月目~6か月目の売上は月20万円ですので、生活に必要なお金40万円に対して20万円足りません。

7か月目~9か月目の売上は月30万円ですので、生活に必要なお金40万円に対して10万円足りません。

10か月目からは収入と支出が釣り合うと仮定すると、1年目は合計で210万円足りません。

つまり、ここから独立に必要な運転資金は最低でも210万円ということになります。

この数値は営業経費などを含んでおりませんので、超最低限必要な金額です。必要な生活費にもよりますが、概ね300万円があるか?ということが、一つのラインになってきます。

4.では初めの1,000時間をどう使うのか

もちろん何もしなくて、1,000時間経過したら稼げるようになるというわけではありません。

マーケティング活動を行っていく必要があります。

その際に必要になるのが、前回の最後にお伝えした

① 顧客から求められるサービス・商品を提供できる

② 顧客を集める

③ 続けられるメンタルをもつ

という事になります。

次回は、具体的に何をしていく必要があるのか。マーケティングの考え方について書いていこうと思います。

ご参考になったという方は是非SNSでのシェアお待ちしております!

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